未経験者さんと遊ぶ時は、経験者は受身で丁度良い(と思う)
未経験者と一緒に遊ぶからといって、あれこれ考えすぎなくても良いと思います。「簡単なルールが良いよね。」「難しいルールだからあれもこれも説明しなきゃ。」「このゲームの面白さってのは・・・。」「こんな戦術が定番なんだよね。」等々。
過去に私は、テーブルゲームはおろかコンシューマゲームもやらない・・・という女子と『マジック:ザ・ギャザリング』をプレイした事があります。突然取り出して「あそぼー」という感じだったのですが、それ以来何度もプレイしました。
同じように、コンシューマゲームはちょろっとやるけど(略)・・・という女子&野郎共といきなり『トーキョーNOVA』をプレイしたり、『メイジナイト』をプレイしたり。
特にTRPGだと、「初心者には『(任意のシステム名)』が良い」「ハンドアウトはPC①を」などなど、初心者対応を考えるエントリも多くあります。いやまあ、準備を万端にするに越した事は無いですし、サマリー類の作成や解説トークを考えておく事は非常に有用だと思います。ただ、経験者が「考えすぎる」のも、ものによってはどうかなーと思うわけです。
個人の経験則なので、全ての人にあてはまるわけではないでしょうが・・・と断りつつ。
煩雑なルールでも、説明次第。
「未経験者には簡単なルールが良いだろう。」は常々、違うよなーと思います。小学生相手とか、未経験者が7人以上(大人数)とかだと、ルール説明を聞いてくれない事もあるので簡単なカードゲームが良いですが。
- ゲームの概要
- 終了(勝利)条件
- プレイヤーができる事
これらを5分くらいで説明して、その後質問を受付たり、必要になってから詳細説明をしたり。・・・という感じでやってます。TRPGだと、サマリーや用語解説のドキュメントを用意しておいて、好きな時に確認してもらえるように。長々説明するのは、聞く方にストレスだし、いっぺんに全部把握するのもプレイに活かすのも無理です。
「プレイがイメージできる?」と聞いて分からないところを質問してもらったり、手が止まる事がないか良く観察する方が良いかなと。
口出し・解説より、目配り・リアクション
(↑と被るとこもありますが。)
「○○の時は××すればいいんだよ」「このゲームは○○が面白いゲームだからさー。」などなど。TRPGだと、「演技するのが面白いんだよ!」とか「自由に行動できるんだから、もっと作戦とか考えようよ!」とか、実際にむかーし言われた事が。「楽しんでもらいたい」という気持ちは分かりますし、自分の楽しいと思う事を提示するのも悪い事じゃありません。ただ、その主張が強くなると、ねえ。
経験者なら「ここのコミュはこういうプレイか。」でスルーできても、未経験者さんの多くは無口になりそう。「この行動は許されるのかな?良いのかな?」なんていちいち考えながらプレイするのは、確実に楽しくないプレイでしょう。
未経験者さんが、ゲームのどこを楽しむかは自由にさせてあげれば良いのに。不慣れなりに考えて発言した事に対して、指図・否定するんじゃなくて盛り上げてあげれば良いのに、と思います。
というわけで、未経験者さんとのプレイで、能動的に経験者が気をつける事は
- 分かりやすく簡潔な説明の仕方
- 未経験者さんを良く観察する
- そのプレイを肯定する
でしょうか。