いくらTRPGに興味ある人でも、初回でいきなりコンベンションは無茶かもと思った。

今日はSTEP!!CONに行ってきました。ちょう久々(3〜4年ぶりくらい)のコンベンションです。その結果、「TRPGに興味があるという人でも初回でコンベンションは無茶かなあ」と思ったわけです。要求されるスキルが多すぎる・・・。


前置きすると、STEP!!CONがどうこう、という事ではありません。過去には気にならなかったけど、今日、「初心者対応への関心」を持った状態で参加して気づく事がありました。これから自分が、ボドゲ会にゲストを呼ぶ時も気をつけよう、という反省の意味を込めて。

「初心者対応」は、ゲームプレイ中のフォローの意味

「初心者対応」は、多くの場合、プレイ時間だけ・プレイに関する事だけなんだなと感じました。例えば待ち合せ時、挨拶して整理券をもらった後は、自分で社交性を発揮しなくてはなりません。下手するとそこでもう常連同士、顔見知り同士で盛り上がられると新参者は話に入りにくい。会場についた後の待機時間、お昼ご飯・・・等、こういうちょっとした空き時間全てに言える事です。

トータルのコンベンション参加時間では、こういう時間は多くはないのですが。放置されてたりすると、すごく寂しいだろうしなあ・・・。周りが楽しそうにしてるだけに。


で、会話に混ざれてもそこから大変。1:1で話している場合は大丈夫でも、複数人での会話となるとどうしても共通項が少なくなっていきます。で、大抵は声の大きい人か、多数決で話題が移っていきますねえ。より多様な会話についていけるだけのストックが必要になってきます。もしくは笑顔で聞き役になるスキル。

または、参加サークルでの過去のプレイ話や面子話になってくると、顔と名前を一瞬で暗記するスキルも必要です。この辺は、うちのボドゲ会では名札を全員につけてもらって解決したりしてます。自己紹介時に、私が似顔絵書きながらカードに名前を書いて手渡しという感じ。(まあ、絶対人数が少ないからですが。)

「高い社交性」か「それなりのTRPG経験」のどちらかが必須だ

TRPGを既に遊んでる人なら、システムの話や過去のプレイ話、参考書籍等で話題のストックがあるので多少は楽になります。または、初対面の人とでも接点を見つけて話せる、知らない話題を面白がれる、空気読める、スマイル0円な人・・・ってそんなに居ないいない。


両方足りない状態だと・・・よく知らないゲーム用語がばんばん飛び交っても頑張る、プレイについていく、会話も気を使う、あるいは放置されても泣かない。それで、運が良ければ面白いプレイができる「かも」しれない。

ちょっとこれは、TRPG未経験者には敷居が高いかなあ。カジュアルプレイ2〜3回でも辛いかも。かといって、スタッフに接客業並みのサービスを求めるのも酷な話ですし、参加者に周知徹底させるのも無理な事です。

できれば不快な思いはして欲しくない

まあ、所詮は経験者である私が、過保護な事を考えてるだけとも言えます。未経験者や経験の少ない人でも、気にしないでコンベンションから入っていく人もいるでしょうし。今ならオンセから入る人も多いのかな?


でもできれば、不快な思いはして欲しくないし、TRPGへの興味をそのまま好意に育てられるような、「新規参入の入り口としての」コンベンションが増えると良いなあ。と思います。