もえビジ 会計RPG 密室の女子大生会計士:書式はゲームブック
このシリーズは、文庫版の本編をちょろっと読んでたくらいでしたけど。”RPG”とか”ゲームブック”とか、宣伝文句につられてつい買っちゃいました。まさかビジネス書で、「それきり、私はこの世のすべてと別れることになった ―END」って文章が読めるとは思いませんでした(笑)
内容は、人質をとられ密室に閉じ込められた状況で、主人公が問題に答えていく・・・というミステリー仕立てのストーリー。「さおだけ屋〜」からの流れと同様に、(1) 身近な出来事を会計視点で読み解く、(2) 数字より考え方重視、になってるので読みやすくて面白い本です。
ただし、これはあくまでビジネス書。RPGやゲームブックを期待してはいけません。書式(「→15ページへ」等)がゲームブックなだけです。主人公はずっと密室に閉じ込められ、脱出不可能。「行動を選択して状況が変化する」とか無いですから! 1問1答で会計クイズに答えていくだけですから!どちらかというと、犯人あてが「うぉ!? そーきたかー!!」でやや面白かったです。
まとめると、ビジネス書+ゲームブックをやろうという試みは凄い。元々このシリーズはラノベっぽい雰囲気なのですが、ゲームブックの要素まで取り入れようとは貪欲ですね! 作者の「最後まで楽しく読んでもらおう」という姿勢はGJです。また、会計の、数値や実務作業<知恵・コツをメインにした内容も良いです。でもでも、宣伝文句はちょっと誇張表現じゃないかな・・・!!
もえビジ 会計RPG 密室の女子大生会計士
posted with amazlet at 08.11.27
おすすめ度の平均:
会計の本というより暇つぶしの本ビジネスのに立つのか疑問に思った
とりあえず読むと良いです
読まないと後悔する一冊
本当に犯人がわからなかった