テーブルゲームのビジネスマン向け訴求点?

06日に参加したキャリアアンカーセミナーで忘年会をやるとの事。ドキッ!知らない人だらけの忘年会!まあ、私はあんまり人見知りしないので、ほいほい参加してきました。で、そこでお話してる時に「ボードゲームってビジネスマン向けに何か良い事ある?」を聞かれました。ぱっと思いつく事を答えましたが、もちょっとちゃんと考えてみようと思います。継続学習や自己啓発分野って、それなりに伸びてる市場ですしねぇ。


例の如くブレスト風味に、細かい事はおいといて。

ボード・カードゲーム

  • 集中力、知的体力を養う : 30分〜2時間くらいずっと集中して思考。公平な限定状況下での頭脳戦、1人じゃないから丁度良いハードルで切磋琢磨。
  • グローバルなコミュニケーションツールとして : 欧米では、ブリッジといえば紳士・淑女の嗜み。
  • 交渉力を養う : 目標へリーチする為のコミュニケーション、的な練習。タブラの狼なら「乏しい情報から推測・表現力・チームへの貢献」、(未プレイでアレですが)クオバディスなら「説得・2つの資源へのバランス」、ディプロマシーは・・・効果的な裏切りのタイミング?(笑)
  • 意思決定 : コスティキャンな感じで。目標・資源・障害を意識した意思決定。
  • このゲームの勘所はココだ! : ゲーム(ボードに限らないけど)の話してると、「このゲームは○○なゲーム」とか「キモは○○の使い方」とか良く言いますよね。鳥の目視点、要点把握。いや単にパターンに慣れてくるだけなのかもしれないけど(笑)

TRPG

  • リアル問題シミュレーション : 質問会議:TRPGっぽいなあという記事を以前にあげましたが、そんな感じで。再現・シミュレーションからより良い方法を思考するのに。
  • 自然なアウトプット・インプットの促進 : TRPGって、プレイするのに創作(=アウトプット)が必要なゲームなんですよねぇ。んで自然と読書や映画鑑賞(=インプット)とかしちゃうわけで。ビジネス系ルールシステムができれば良いツールになるんじゃないの?とか思ってみる(笑)
  • 表現力を養う : 画面なしの喋りゲームですけんね。良い声、聞き取りやすい声音・口調、質問に対する応答、他PLの行動や状況への対応、説明用の小道具作成、他PLの志向への歩み寄り・・・と、良いTRPGゲーマーの目指すものはビジネスでも。果たして逆はあるのか・・・。

即効性は期待できなさそう

ううん、考えてみたけどこう、即効性のあるものは期待できないかもですね。なので1回きりのセミナーなんかで扱うのは、多分難しいでしょうねえ。ただ、職場やコミュニティを前提にすればプレイに必要なものが揃うわけで、習慣として遊ぶ機会を持つなら、コミュニケーションや思考という点で良い練習機会を提供できるかもしれません。

  • バラエティに富んでいる : 仲良くするだけでない交渉ゲーム、毎回変わるプレイ展開
  • 何度もトライしやすい : 考える習慣の形成、飲みニケーションとは違ったチーム内のコミュニケーションツールとして


そういえば勝間和代さんは、論理的思考力を養うために論理パズルを解いてるそうで。人が集まるなら将棋でもボードゲームでも、+コミュニケーション要素を狙ってゲームプレイも良いんじゃないでしょうか。ええまあ、ボードゲームだと、純粋に論理的思考力の育成じゃなくなりますが。→運を戦術でどこまでカバーできるか!、運をどう活かせるか!、あるいは、相手の手を読めるか!、それに合わせてうまく自分の手を変化させられるか!的な。「地頭力」「チーム脳」みたいな良いフレーズを考える事ができれば、この辺アピールできるかしらん。