TRPGのインスト方法−「プレイ前の時間」を見てみると

TRPGではあんまり「インスト」って言葉使わないけど、「プレイ前のルール説明」についてです。(まあ、直近のゲーム会での反省・続きって感じです)。TRPGって説明する事たくさんあるけど、プレイ前にくどくど説明するのってやる気を削ぐだけですよね。「何を説明すればいいん?」と「どうやって説明すればいいん?」を考えてみようと思います。自分テンプレ持ってるとあとがラクなんよ。

環境の前提

うり坊メンバーで遊ぶ場合を想定してるので、↓な前提で。

  • 参加者のTRPG経験は、バラバラ(TRPG未経験 / システム未経験(ブランク含む) / 経験者)
  • ルールブックの用意は、全員で1〜2冊
  • PCは、プレロールドを使わないで作成する

何を説明すればいいん?

  1. 遊ぶ作品の概要(世界観・プレイイメージ)を3行で説明
  2. 遊ぶ作品のキャラクターシートの、各パラメータについて3行ずつで説明
  3. 遊ぶ作品の判定方法について、「何」が「どうなれば」成功かを説明
  4. 遊ぶ作品の経験値獲得条件について3行で説明
  5. その他ルールで規定されている事があれば、3行ずつで説明
  6. ★PLの経験・興味に応じた補足説明
  7. GMの主観的な「どんなプレイ予定」の説明

適当に列挙してみました。で、私が重要度をつけるとしたら、6と7ですかねえ。ルールに関しては、口頭でさらっと説明しつつ、参照用の資料用意しとけばいいだろう位に思います。ルールはプレイ中こそ必要で、その都度読み返せる方が便利だし。なにより、TRPGセッションを成功させる一番の要因を、参加者間のイメージや意識のすり合わせだとするなら、「GMがこのルールについてどう思ってて、どういうセッションをしたいか」と「PLの知識差をなるべく埋める」って事が重要かと思います。

どうやって説明すればいいん?

  1. いっぺんに説明せず、小さい「カタマリ」を用意し、時間を分散させて説明する
  2. 自分が説明した後、しばらく言葉を切って質問受付体勢をとる
  3. モノを使ったり、操作させてみる事を心がける
  4. 大事な事は繰り返す

1は、切れ目なくだらだら説明が続くのはダメだよなあと。これを回避する為に、説明のカタマリ+時間の区切りを意識します。ひとくちに「プレイ前の時間」といっても、「1〜2時間程度の区切り*複数」に分けられると思います。上記の説明項目とリンクさせるとこんな感じ。

「プレイ前」時間 説明項目
出欠確認用mixiトピック 日時場所のついでに、「1.概要」「7.GMの主観的なプレイ予定」を記入。
当日集合→テーブルについてからの時間 「1.概要」を繰り返しつつ、「2.キャラクターのパラメータ」についてシート配布しながら簡単に。
キャラクターメイキングが始まってからの時間 作成後に、「3.判定」について簡単に。ためしに振ってもらう。
お昼ごはんの時間 雑談ついでに、「6.PL間の知識補足」、「7.GMの主観的なプレイ予定」を。
プレイ開始前までの時間 「4.経験値獲得条件」と「5. その他ルールで規定されてる事があれば」なるべく簡単に。

ちなみに、「3行で!」を連呼するのは自戒も込めて。意識しないで説明してると、「ちなみに・・・」とか”周辺知識”や”よくあるプレイ”までいっぺんに説明しようとしてしまいます。分からない「ちなみに」話より、ばしっとシンプルな説明ができる方がいいよね。いいよね、自分・・・。


で、まあ説明したら確認も。2と3を同時にやって、PLの反応を見るのが良いでしょうねえ。インプット&アウトプット→質疑応答・・・ちゃんとできれば、ちょう完璧な流れだ! 4は、説明量が多くなると忘れる量も多くなるので。重要なメッセージは何度も繰り返した方が良いと思います。

インストにあると便利なモノ

  • コピー類 : ルールブックが不足してる時に、(特にキャラクターメイクで)手持ち無沙汰にならないように。
  • サマリ類 : 主に自分用の「手順・進行予定」系と、PLに渡す用の「プレイ中の参照」系があると思います。←あんまり枚数が多くなると参照してもらえなくなります。
  • 説明用ドキュメント : 私はNOVAを説明する時に、マインドマップ描きました(笑) 世界観・特徴・ドラマティックの3枚。まあ私は、「その場で考えて説明する」が難しい人なので、こういうものを用意したりしてます。


とかいって、自分がGMやるのはだいぶ先なんだぜ・・・。