2009-08-29 あおばおもちゃの広場 ―子供のプレイって見てるだけで面白いワ!

お髭さん(id:higedice)に誘われて、あおばおもちゃの広場ボードゲーム・カードゲームで遊ぼう!」イベントに行ってきました。子供・大人合わせて40人ちょい、くらいいたのかな? すごく楽しかったです。子供はパワフルやのう。一手プレイするたびに全身動いてて。その若さをわけて!って気持ちになりました。

プレイゲーム

  • バティーク: 自分自身がギガミックのゲームに興味津々で、開場前に遊んでたんです(笑) 開場後もギガミックのゲームコーナーにいたら、丁度親子2人連れがきたので子供と遊びました。プレイが終わってから普通の積み木みたいに遊んでたのに笑っちゃいました。そうそう、私もさっきそうやって遊んでたよー・・・みたいな・・・。
  • プロップ!: コンポーネントがかわいい! 場に並べてあるディスクを吸盤でペタン!と取るゲームなんですが、この吸盤が良い! しっかしこういう瞬発力がものを言うゲームは、自分が思考と体がおいついてなくて「あうあうあー」ってやってる間に子供に取られたりしてアレな気持ちになります。
  • ソックスモンスター: ペアの靴下タイルを、早く5個みつけた人の勝ち×複数回、というゲームです。いやこれも私は「あうあうあー」って(略) このゲームはお母さんが速い速い。「いつも実生活でやってますから・・・!!」って言葉が印象的でした。ありがとうお母さん!
  • ハリガリ: 順番にカードをめくっていき、同じ種類のくだもの5個になったらベルを鳴らすというゲーム。これも「あうあうあー」ゲームなんですが、くだものイラストを見分けて足し算するのは私が速かったりした時もあった! やったあ! 
  • ペンギンパーティ: うり坊ではわりとお馴染みペンギンパーティ。でも何も考えずに置いてて「あれ、これ、手札の色が置ける場所を確保しとかないと・・・」って途中から気がつきました。紫は不吉な色。うむり。
  • ダイヤモンド: 箱を開けた瞬間「わーきれーぃ」って言ってるのが女の子らしいー。ええ、言ったのは私じゃありません。子供2人のうち、1人がそうそうに引き返してたのが笑った。このチキンめー(笑) 同じカードなんてそうそう出ないよ! ・・・って言いながら私は爆死したのでした。


子供のプレイって見てるだけで面白いですねー。ギガミックのゲームは、ルール通りに遊んでももちろん面白いけど、子供にとっては単純に重ねたり並べたり転がしても面白いみたい。ええまあ、私もそう思います(笑) 「早い者勝ち」なゲームだと一手ごとのアクションがでかくてかわいい。あと、『ソックスモンスター』は靴下タイルをシャッフルするのに箱の中に入れてふりふりするんですが、「○○ちゃんやりたい?」って他の子に聞いてるのもええ光景でした。それから、『ダイヤモンド』で「次どうするの?(ニヤリ」って聞くと、ニコ〜ってしてコマを持った手を背中に隠そうとするの。くそぅ!かわいいな!

とまあ、私はめろめろになってたんですが、さすがにお母さんは子供に遠慮がないってのも面白かったです。他の人の手番をすっとばしてカードを置こうとする子に、「んもー、○○ちゃんの番じゃないでしょ!」って押しのけてたり。あ、逆に、子供の方が「早くカード置いて!」って急かす時もあって、このせっかちさんめ! まあそれもまたかわいいんです。

ちょっとした実感: ボドゲの教育的効果?

子供&ボドゲというと教育効果について書かれる事が多く、私も「良いだろう」程度に書く事もあります。でも、「ほんとかな?」という気持ちは拭いきれない。自分が継続的に遊ぶようになったのが大学生↑だし、未婚で子供いない身なので、あんまり実感が無いんですよね。で、今回このイベントで短時間とは言え子供と遊んだわけで、そっから自分の経験を加味して「教育効果について、他の活動よりボドゲ!って言えるとこはどこ?」を考えると↓かなーと。

  • 悪影響が少ない
  • 多様な人と接する機会の獲得
(1) 悪影響が少ない

継続的に長期間やるなら、結構なんでもそれなりに学ぶ事があります。「ボドゲでコミュニケーション、思考能力・・・」などなど言われますが、それらはスポーツや読書からでも何からでも学べます。逆に、ボドゲだって1回限りで即・何らかの効果が出るわけじゃないです。で、この「継続的に長期間」を考えると、効果と同時に悪影響の方もバカにならなくなってきます。

例えば私は、小学生の時から漫画よみまくって、世界史への興味と知識を得たと言っても過言ではありません。美術にも目覚めたし! ただ、漫画だと悪影響も多いですよね!! いらん知識もいっぱい獲得しちゃいます、何とは言わないけど。または、会社の人で、子供がサッカーをやってるそうですけど、試合で大怪我したとかで病院行ったりしてました。これは悪影響ってわけじゃないですけど、やっぱりすごく心配してるみたい。ボドゲはその点、悪影響とか、ハラハラする事は少ないんじゃないかしら。(・・・あ、アメリカあたりのナンセンスゲームやゾンビゲームはちょっと置いておいてください。)

(2) 多様な人と接する機会の獲得

ボドゲは、年齢・性別・身体能力、その他ギャップを意識する事が少ないと思います。親はもちろん、じーちゃんばーちゃんでも、知らない人が混じってても遊べちゃう。(慣れもあると思いますけど)実際、私がのっそり乱入しても普通にプレイしてるし、”あおばおもちゃの広場”の普段の活動は障害のある子もない子も一緒に、というスタンスですしね。

こういうのは複数の、しかも多様な人と遊べる機会の多さってとこで、他の活動よりも良いとこかなと思います。学校関連の活動だと、どうしても同じ年代の子ばっかりに偏っちゃう。親でさえ見てるだけになっちゃうし。

多様な人と接する経験というのが、一般的にそこまで子供に必要なのか良いものなのかは分からないんですけど、個人的に私はその方が良いと思います。私ってば小学生の高学年あたりで思春期に突入して鬱々としてたんですけど、全然知らない人のアレコレがきっかけで開き直れるようになりました。そんな事とか。

ただし、教育のために遊ぶのは野暮だなあ

(1)で言ったように、継続的に長期間遊ぶなら、きっとボドゲも「教育に良い」と言えるだけの何らかの効果があると思います。ただ、その為にボドゲを遊ぶのは野暮だなあとも思います。悪い事じゃないですし親なら当たり前ですけど、それが前面に出すぎると野暮ったい・・・。子供が自分で発見するか、楽しく遊んでたら結果的に学習になっていた、くらいで良いんじゃないかと。子供が他に興味を持ってるものがあるならボドゲじゃなくても良いしね。(うんまあ、時間があるなら平行して遊んでも、もちろん良いんですが。)

自分が天邪鬼だったからそう思うだけかしらん。大人の思惑みたいなものを感じると途端に嫌になったし、逆に、お母さんがぷよぷよにハマった時は自分もやりたくてしょうがなかったです。それまではそんなに興味なかった癖に(笑) トムソーヤとハックルベリィフィンのペンキ塗りみたいなもんですよねえ。


さてー。とりあえず色々ぶってみましたが、やっぱどうしても子供の視点でしか考えられないのはしょがないですかねえ。10年後くらいに親になってから読み返すと爆笑ものかもしらんけど、むしろ、もっと先にあああ( ´ω`)