ベルニーニを観光する −ローマ散策コース例
- 石鍋真澄『ベルニーニ―バロック美術の巨星』より、巻末の「ベルニーニのローマ」と「サン・ピエトロ案内図」
- 同『サン・ピエトロが立つかぎり―私のローマ案内』より、「バロックのローマ」
この2冊を読んでて、「ああ行きたい!」と思った場所をメモしておきます。次にローマ行く時がいつだか知りませんし、私はまあツアーとかでしか行けないので、1日プランです・・・。1週間、せめて3日間いられたらベルニーニ全作品巡りとか教会めぐりとかするんですけどねえ!
私が11月に旅行した環境はだいたいこんな感じ
- 海外旅行に行くのはじめてだったから、もちろんツアー(´・ω・`)
- イタリア語はもちろん、中学英語すら不安レベル(`;ω;´)
- ガイド付ツアーで良かった!
- (1)トラブル時に心強いのと、(2)レストランや観光場所にも詳しい。相談できる人がいるってのはやっぱり心強いです。トラブル時はもちろんですが(帰国時にローマでデモが発生→バス来られないてな事が実際ありました)、「カエサル暗殺場所に建ってるレストランはここですよ!」とか、「タクシーつかまえるならコロッセオよりヴェネツィア広場の方が良いですよ」とか、細かい情報も教えてもらえます。
- 『
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』は必須。:タクシーを呼んでもらったり、トイレの場所を聞いたり、ホントにページを指さして理解してもらってました。薄くて軽くて持ち歩くのにとても便利です。挨拶やお礼、話しかける言葉なんかは、よく使うのでわりと覚えられるんですけどね。必要だけどなかなか・・・って言葉はこれ頼りでした。
- タクシーさんにはお世話になりました。
- タクシーはよく使いました。ぼったくりとかちょっと心配してましたが、ガイドさんが「心配ならレシートをもらっておいてください。1台ずつナンバーが割り当てられているのであとで問い合わせできます」との事で。ホテルやレストランで呼んでもらう、広場でつかまえる、等でタクシーを利用しましたが特にトラブルもなく真っ当な方々ばかりでした。あんまり観光プランを考えてなくて思いつきでフラフラしてたのでタクシーのお世話になりっぱなしでしたー。
こんな人でも海外旅行いって観光できるんですよ(´・ω・`) だから皆、ベルニーニ見にローマ行こうぜ。
ベルニーニを観光するローマ散策コース!
「徒歩xx分」は、googleストリートビューでの調べですー
1. サン・タンドレア・アル・クイリナーレ
同じ通りに、ベルニーニのライバルであったボッロミーニの「サン・カルロ・アッレ・クワットロ・フォンターネ」があります。歩いて6分らしいので、ボッロミーニ見てからベルニーニの「サン・タンドレア・アル・クイリナーレ」も良いかと。その場合は、ホテルからタクシーで「サン・カルロ・アッレ・クワットロ・フォンターネ」へ行ってから、歩いてベルニーニの「サン・タンドレア・アル・クイリナーレ」ですね。これから歩く方向が東→西なので。
で、ここは横長の楕円形という特徴的な教会です。さらに、ファサード・内部装飾ともに素晴らしく、祭壇からドームの頂へ向かっての演出がされているそうです。
すでに70歳を過ぎていたベルニーニは、「息子よ、私はこの建築の仕事にだけは心の底から特別の喜びを感じる。だから、仕事の気晴らしに時折ここを訪れ、自分の作品で自らを慰めるのだ」と言ったという。
石鍋真澄『サン・ピエトロが立つ限り』p283
このエピソードを読んで、どうしてもサン・タンドレアに行きたくなりました。
(徒歩で約20分)
2. ナヴォナ広場
私はベルニーニ作品といえばまず彫刻、それから画像検索とかしてて宗教建築・装飾と思ってましたが、『サン・ピエトロが立つ限り』を読んで、ローマ帝国以来のローマ人にとっての噴水の「意味」とか、ベルニーニの噴水装飾の「新しさ・美しさ」に感動したので見に行きたくなりました。
で、ベルニーニの噴水も色々ありますが、有名な観光スポット?であり、よそいきでない普段着のローマ、ローマっ子にも人気のあるナヴォナ広場、そこにある「四つの河の泉」を見に行こうかとー。
(徒歩で約20分)
3. サン・タンジェロ橋
ベルニーニの指揮で10体の天使像が作成されてます。それぞれ、キリストの受難を表す品物(茨の冠など)を持っており、サン・ピエトロ大聖堂へ向かう巡礼者にとって「ヴィア・クルシス(受難の道)」の意味があるようです。
(徒歩で約8分)
4. サン・ピエトロ広場&大聖堂
11月の旅行でも見学コースとして行ったんですが、どの作品がどうとか予習してなかったので、見逃してるものがいっぱい。それでなくても、ミケランジェロの方が解説される量が多いですし。だからもっかい行かないとです(`・ω・´)
つまり、バルダッキーノはこの聖堂全体を、パースペクティヴにおいても色彩のおいても束ねる働きをしているのだ。まさに非凡な想像力だといわねばならない。<略>
空間を感じ、鑑賞する能力、いわば芸術的空間への愛がなければ、建築のみならず、イタリア美術を真に理解することはできない、と私は考える。その意味で、サン・ピエトロ大聖堂やパンテオンは偉大な教室なのだ。
石鍋真澄『サン・ピエトロが立つ限り』p310
私はもともと西洋美術、特に絵画が好きで、ベルニーニを知ったのは彫刻からだったのですが、石鍋本を読んで目からウロコでした。飾って眺める美術品だけでなく、建築や噴水、その場と一体化した「舞台」を作る事を目指した芸術家だったという事がわかってすごいなーと思いました。実用性や、注文主の要求を理解した上で、自分の美的感覚をのっけて表現する事とか。
そんなわけで、今回たてた計画はそういうコースになってます。彫刻を見るなら間違いなくボルゲーゼ美術館に行くのが良いと思いますが(この前の旅行で私も行きました)、次回行くなら街を歩き回って建築・噴水・都市装飾を中心に見たいと思います!改めて、街中が素晴らしい(美術品に匹敵する)装飾だらけのローマってすごい!と思いますー。