ルール読むのは好きですか?(3) −読めるルールの条件

引き続きルールを読むための努力です。今回は、プレイ時間61〜90分のゲームルールでも、素敵な書式で書かれていれば読めることが分かりました。

プレイ時間61〜90分のルールにチャレンジ

今回読んだのはこの3作です。うちは年間ゲーム大賞・受賞作すら未だ積みゲー

ゲーム名 プレイ時間(スペック) 読むのにかかった時間
ダンプフロス 75分 60分
貴族の務め 75分 10分
サイクルレース 90分 14分

それでまあ、ご覧のとおりですが、読む時間に極端に差が出ました。どれも受賞作ですから、ゲームの難易度でそこまで差がつくこともないハズと考えて・・・理由は、ルールの(1)文章の構成と(2)図や写真の有無じゃないかと思ってます。

(ここまで、プレイ時間を目安にルールのボリュームを分けてますけど・・・ほんとは、プレイ時間60分を超えると「複雑さ」と「待ち時間」がちょっと怪しくなってくるんですけどね。とりあえずここでは、分かりやすさ優先で「プレイ時間≒ルールのボリューム」のまんま続行)

(1)文章の構成 : 適切な「区切り」と「目次」

ラウンド/フェイズ/ターン/手番など、ある程度のカタマリごとに分類→手順が明確になってると分かりやすいです。

読んでるものの中に、箇条書きがものすごい並んでいるところがありまして。そういうのは自分で分かりやすくしてました。「ラウンドの基本操作」「条件・場合分け」て見出しを書き込んで分割したり、フェイズの開始〜終了条件を強調したり。なんとなーくですが、1ページで2〜3程度に区切りがあると読みやすいんじゃないかと思います。

それから、目次やナンバリングなど「全体としてどんな項目があって今どこを読んでいるのか?」が分かるものも、あると嬉しいです。

(2)図や写真の有無

図や写真の有無は、ほんとに変わりますねー・・・。『ダンプフロス』のルール読みながら自分でヘックス書いて状況を再現しようとしてたけど、よう分からんかったよ(´・ω・`) なーんてことをやっていたのでえらい時間がかかってるわけです。

原語ルールを探して

実は『ダンプフロス』『貴族の務め』には、原語ルールが入ってなかったのでした。持ち主である旦那さまを問い詰めたら「ヤフオクで購入した品」だそうで。しょうがない。BoardGameGeekとか出版社のサイトも(あれば)見てみたのですけど、良いもんがなかったとです。

というのを踏まえると、最近の日本語訳はすごく頑張ってくれてるなあ!と思います。原語ルールの図や写真も一緒に挿入してくれてるものは、すっごく読みやすいです。もちろん、日本語版だとフルカラーかつ、図や写真含めレイアウトが原語ルールと一緒なので分かりやすいですー。

私が読めるルールの条件

まだラスボス(=プレイ時間が90分を超えるゲームのルール)が残っているのでアレですが、手がかりは得られました。

とりあえずルールを手にしたら、ぱらっと以下の項目をチェックして覚悟を決める。特に★の要素が不足している場合は「もー分かんなくてもしゃーない」と諦めつつ読み、分からないところはレビューサイト等でフォローしていくか、まんがをお供えしてボドゲ仲間にインストしてもらうようにする。これだー

  • 目次がついているか
    (またはナンバリングされているか)
  • ルールの構成や読み方について書かれてあるか
    (基本ルールと追加ルールがあるよ、とか)
  • ★図や写真がついているか
    (日本語ルールに挿入されているか、原語ルールへの誘導があれば嬉しい)
  • ★区切りがあるか
    • 意味のある分かりやすいカタマリで分類されているか
    • 情報のレベルは混乱してないか
(追記)次がラストですー
  • ルール読むのは好きですか?(4) ・・・ 長いルールは小物類の種類や動きを追っかけるのが無理でした。ルールの最初の方にある「小物の一覧」を索引とみなして読解チェックや記憶チェックに使えそう。