ルール読むのは好きですか?(4) −小物の一覧は索引と見なす
- ルール読むのは好きですか? ・・・ 本やTRPGルールブックを読むのと、ボドゲのルールを読むのと何が違うのか感想。
- ルール読むのは好きですか?(2) ・・・ 「ボドゲのルール」をもっと細分化してみた。だいたいプレイ時間が60分以下であれば、そんな苦労なくルールを読めるみたい。
- ルール読むのは好きですか?(3) ・・・ ルールを読み比べて、(私が)読みやすい・分かりやすいルールの条件とは何かを考えてみた。
いよいよラスボス。私の場合、何が障害になってるかというと「使用する小物が多すぎで整理できん」ってことでした。
プレイ時間91分以上のルールにチャレンジ
今回読んだルールはこの3つ。91分以上じゃないルールも混じっててJAROですが、我が家のゲーム棚を眺めながら旦那さまに「長そうで難しそうなやつどれ?」つってセレクトしたゲームなんよ。
ゲーム名 | プレイ時間(スペック) | 読むのにかかった時間 |
---|---|---|
ジャワ | 90分 | 20分+α |
タージマハル | 75分〜100分 | 15分+α |
蒸気の時代 | 120〜180分 | 35分+α |
「+α」は、「ネットでプレイ記事やレビューを見て補完した」という意味です。微妙に挫折しとるやんなー
さて私の場合、文章量が増えたくらいじゃ別にどってことないんです。何がダメかというと、扱う小物が多すぎて何やってるか把握しきれんこと・・・
- 「どのオブジェクトを持って」
- (例)xxタイルと、yyタイルって別モノなんだっけ?とか
- 「どんな操作をしてるか」
- (例)zzに置くって書いてるけど、ボード上のどこの絵の上なん?
- 「それがどういう意味を持っているか」
- (例)『蒸気の時代』における「株式発行」は、『アクワイア』と違って、序盤に重要ぽい?と類推したり。
- (例)『ジャワ』では、わざわざ「宮殿カード」があるくらいだから「祭り」のアクションって重要なのかも?と推測したり。
ありがちなパターン →「このタイルどこで使うんだったっけ!?」
とりあえずひと通り目を通して「ふんふんポイント集めるゲームね。得点源はカードなのね」と思った後、1ページ目に戻って改めて小物の種類を見てみると「あれ?このタイルどこで使うんだっけか・・・」てなる。あるある
『タージマハル』とかホント「なんでワジール・将軍・修道僧・王女の4タイルにわかれてんのよどれ取っても変わんないじゃん」とか思ってました。すいません。『ジャワ』でも「なんで地形タイルは大きさ3種類もあって、しかも都市/村があんのよー」って思ってました。まあそのバリエーションがゲームを面白くしてるんでしょうけどね、ちくしょう。
困ったのは、ルール本文で「xxタイルを〜」て出てるのに、小物の一覧の中に「xxタイル」が存在してない・・・という事がありました。また、準備の項目のところに「ボードのこの絵の部分をyyと呼ぶ」という記載があって、それ以降ずっとyyという名称が使われている場合・・・別途で項目があれば便利だなーと思いました。例のような厳密に定義される固有名詞はごく少ないので、それだけとなると項目として立たないと思うけど、よく出てくる名詞と合わせてとか。
小物の一覧は索引と見なす
こういう混乱についてどう対策したかというと、えらい原始的ですが「メモ」してました。
- 小物の説明 ・・・ 1ページ目の小物一覧のとこに書き込み。xxカード=yyページ、zzの用途で使う、入手方法は...など。
- 固有名詞 ・・・ まとめて一箇所にメモ(次やるときは付箋紙つかおう・・・)。プレイに必要な用語以外も、歴史好きだから「ワジール(Wazir)=宰相、ワズィールとも」とかもついでにメモw
で、こんな作業してると「ああこれって、本でいう『索引』を作る作業に似てるなー」と思いました。*1
ついでに、しばらく放置したゲームのルールを覚えてるかどうかチェックする時に「小物の一覧を眺めて思い出せるかどうか?」を指標にするという使い方もできそう。そしたら、メモがあると便利ね。