2019-01-13 アズール・ステンドグラス
◾️プレイ感想
前作アズールより考える時間が長くなりました。
このラウンドで取るべきピースはすべて見えてて、なおかつプレイヤーごとにパターン(場から獲得したガラスピース置いてくところ)が異なるため、他プレイヤーの手元が色々と気になります。パターンの並びや埋まり具合も全部見えてますから、自分のターンに「自分がもしコレ取ったら、次の人がコレとって... じゃあ自分がコッチとったら...」を考えてるとキリないです。
さらに、終了条件が「6ラウンド」になりゲーム終了のタイミングも分かりやすくなったおかげで、今の得点差とこれからの作戦を考え始めるともっとキリないです。
それから、ガラスピースをがっしゃんした場合のマイナスがでかくなりました。前作はタイル5〜6個壊れることもあるさ位のプレイでしたが、今作はスタートプレイヤーマーカー取るのもちょっと勇気がいります。
なんだか重く難しくなったみたいに聞こえますが、面白かったです。近いうちにもう何回か遊びたいくらい。
◾️ルール読みの穴
今回わたしが読み落としてたルールです。未来にルールを再読するとき用メモ。
セットアップ
- 尖塔アーチの上にパターンたてるときは、シャッフルしてランダムで。ジョーカーマスx2のパターンのみ表裏が指定される。(ランダムにしないとセットアップだけで時間くいそう)
得点
- ラウンドでパターン完成した時の得点計算→「ラウンド色ボーナス+パターン下部得点+右側パターン下部得点」
- 獲得したガラスピースがパターンに置けずにあふれた場合、あふれ1個につき破損トラック1マス移動(地味に痛い)
その他、プレイ中に迷った点
- 最終ラウンドのスタートプレイヤーマーカーもマイナスもらう。つまり、次ラウンドのスタートプレイヤーというメリットがなく、マイナスのみがある。
- セットアップ時の置き方「4個ずつガラスピースをとってファクトリーディスプレイに置く」、「1個ずつ置く」 →ルールに従うと4個ずつ置く、が良いのかな?
◾️アズレージョ! ステンドグラス!
こっからゲーム関係ない話題です!飛ばしても!良いですよ!!
今作はシントラ宮がモチーフです!シントラ宮はアズレージョ(スペイン・ポルトガルのタイル装飾)で有名なお部屋がありますけど、ゲームはステンドグラスなんですね!!シントラ宮にステンドグラスあったっけ?位のステンドグラスですが、ステンドグラスに尖塔アーチと言えばゴシック様式で!もちろん私は西洋建築も好きなので色々かさねて嬉しいです!!!
実は去年後半から建築の本を読んでました。私が読むものは美術的、文化的な側面を扱ってる建築本ですが、日本の建築、西洋の建築、イスラムの建築と読み進めて、「アズール・ステンドグラス」ときたもんで、なんかタイムリーでびっくりマーク連発する程度に楽し嬉しいです。
イスラム建築については、深見奈緒子『世界のイスラーム建築』読んでました。概要 →「建築材料からみて世界には、石、土、木の文化圏があるけど、イスラムは世界に広がるとともに各地の宗教建築から影響を受けて様々なタイプのモスクを作った」。モノクロ写真しか載ってない点は惜しいですが、地理的、時代的にバリエーションに富んだ建築物が紹介されてて面白いです。(ちなみにシントラ宮は出てきません。シントラ宮はゴシックでマヌエルな教会に改造されちゃったしね)
アズール、もし第3弾がでるなら、イスラム+キリスト教建築だとコルドバ・メスキータの大理石の列柱とか良いと思いますけど、エヴォラ、シントラがポルトガルなので次もポルトガルですかね〜。ポルトガルにある他の宮殿とか、世界遺産になってる地区とかかなあ。