『みんなのミュシャ展』いきました
「線」に注目する展示テーマが面白そうだなと思って見にいきました。
スケッチ、モデル写真 ・・・制作の過程が見られる展示
テーマは「線」ですから「線、線、、」と思いながら見てました。
確かに、ミュシャのポスター作品って線がベースだなあと思います。"服のドレープの陰影" や "髪の毛" など、現代の感覚で言えばベタやトーンで処理するところを線で表現していて、つまりデッサンやスケッチに色をつけた感じの絵です。
それで次に、素描作品(スケッチ)に注目。
解説パネルによると「プロジェクトのためにスケッチするというより、普段からスケッチを習慣にしてた」そうです。「新聞売りの少年のスケッチ」では大きな円をそえることで腕の動きを表現していたり、「歩く女性の習作」ではパステル使ってラフで大胆な線を描いてます。線そのものの勢いとか画材の使い方がよく分かって良い! また、「座る女性の習作」や「男性と手の動きの習作」などは、こういう観察が絵の仕草・ポージングに活きてるんだなあと。
制作の参考といえば、写真の展示も。
"完成した絵" と "モデルさんが衣装きてポーズとってる写真" を並べた展示があり、「この写真が絵としてこう昇華されるのかー」というのが比較できます。人体はリアルな観察が活かされてますが、ただしデフォルメの度合いは作品ごとに少し異なります。顔周辺は描き込んでるけど体は輪郭だけとか、作品ごとにそういう違いを見るのも面白いです。
まとめ。
実はあんまり期待してなかったんですけど、見にきて良かったです。私はミュシャ作品といえば、2017年『ミュシャ展』でみたスラヴ叙事詩の方が好きで、商業ポスター系はお腹いっぱい感ありました。が、あらためて「線」や制作過程に注目できて、そこから商業ポスター系を見ると面白くて、まだまだお腹いっぱいじゃないなーいけるなーと思いました。
『アクロス・ザ・ユナイテッドステイツ』は良い株ゲーム?
3人でプレイしました(インスト40分/プレイ70分ほど)。端的な感想は「株ゲームを遊んだ気持ち」。
▼公式のゲーム紹介ページ
アクロス・ザ・ユナイテッドステイツ/Across the United States
■プレイの感想
『アクロス・ザ・ユナイテッドステイツ』は鉄道ゲームです。私も序盤は旅客チケット見ながら路線のばしてました。が、そのうち手札が別の路線をひけと言い始め、都市コマボーナスでも狙うかと交易品、ついでに株を全社購入してみたら、我ながら成長させた路線が有望に見えて株を買い増し、そして終盤になっても手札と旅客チケットが噛み合わないのでもうダメぽと思いながら、筆頭株主 or 筆頭とんとん株主を狙いつつ、交易品を集め~ようとして集まりきらずにゲームが終わりました。
正直、プレイ中は「手札を選ばせて欲しい!」と思いましたが(だって旅客チケットと手札が・・・!)、とはいえ、得点源は他にもあるしプレイの度にとりあえず何かが得られるので何とかなりました。
こんなプレイでも、最終得点は60点をオーバーしてました。旅客チケット3点、金鉱おみくじ2点からの、・・・しょっぱい交易品と、株と株と株。ほぼ株。プレイ中に他PLの株カード気にするのも面白かったし、ナイス株ゲームでした。
(私以外の二人はちゃんと旅客チケット点をゲットしてたので、鉄道ゲームしてたと思います。)
この株ゲームっぷりはプレイ人数のせいもあるかと思います。今回は3人だったので、ボード上に「路線が引かれない空白地帯」もありました。5人プレイならもっと線路がいっぱい、相乗りもいっぱい、乗り換えチケット買いまくりの鉄道ゲームっぽい展開になるんじゃないかと予想してます。
『アクロス・ザ・ユナイテッドステイツ』は、初回でインスト込みプレイ時間が2Hをきるので、再プレイの敷居も低いです。ルール忘れないうちに、次は5人で遊びたいです。
■嬉しいところ
1、ゲームボードの都市名が、通し番号つき/整列してるのが嬉しい。
旅客チケットで都市名を探す時にとても探しやすい! 路線コマを代わりに置いてもらう時に指示しやすい!「12番駅→13番駅に路線ひいて」とか。
(でもオールドなメリケンの雰囲気も捨てがたいから、着せ替えボード的な、地図風デザインのボードがあればそっちも使ってみたいかも)
2、サマリーシートが嬉しい。
特に「購入フェイズ」の説明が嬉しいです。「購入フェイズ」は毎回は実行できないけど(お金もったいないから)、でも「乗り換えチケットの購入」や「交易品の交換」など終盤に必須のものがあって忘れちゃまずいので。
3、箱がA4サイズで嬉しいかも。
公式サイトにあるルールPDFを印刷して(A4サイズ)、ゲーム箱にいれたらサイズが丁度良い。これはアレで、奥様向けお片付け業界ではお馴染みの、ファイルスタンドにシンデレラフィットな立てる収納とか見せる収納とかできそう。
ボドゲのルールを読むのは当たり前?-『緑の幽霊屋敷』
『緑の幽霊屋敷』と『緑の召喚術師』を遊びました。残念ながら、毎月遊んでる仲間うちではビミョーな評価でしたが・・・お店に置いたり、インスト慣れしてない人には良いゲームかもと思います。
◾️「ボードゲームのルールを読むのは当たり前」な人・そうでない人
私含め、今回遊んだ面子の感想はこんな感じでした。
- 最初にルール把握してからプレイしたい。特に、特殊カード効果は、先にみんなで確認しておきたい。
- 口頭なら15分くらいで説明できるルール。それを1時間近くチュートリアルプレイしないといけないなんて、時間がもったいない。
- 「ルールが山札から小出しにされる」点にメリットが見いだせない。隠されていた物語が進行する等プレイの面白さにつながるわけでなし、特殊カードがプレイ中にいきなり登場して理解しなくてはいけない点はむしろ遊びやすさを損なってる。
- ルールカード全部抜いてからプレイしたら良いんじゃないかな。。。
ボドゲ遊びなれてる人にとって、ルールを読むのは当たり前のことかと思います。だからこんな感想になると思うんですが、ただ、ルール読むのが当たり前ではない人もいて、そんな人には良いゲームではないかと思いました。たとえば、私がぱっと思いつくのは、会社の人とお店の人。
- 会社の人 : たまーに、会社の人とボドゲ遊ぶことがあります。中には自分でゲーム買う人もいますが、本人が過去に遊んだことあるゲームでも「インストお願い」「できない」と言われることもあり。できないというか、人に説明することに慣れてなかったり、 過去プレイの記憶が薄れたらもう「インストできない」になっちゃうのかなと思います。
- お店の人 : ボードゲームも遊べるバー(ボドゲバーではない)で『宝石の煌めき』遊んだんですが、お店の人のインストがまさに記憶頼み。なので「こんな展開になって面白かった」とか「たしかこの場合のルール○○だったと思います」のオンパレードでよくわからず、結局自分でルール読みました。お店の人が何故ルールを見ようとしないのか不思議でしょうがなかったです。
『緑の幽霊屋敷』と『緑の召喚術師』なら、ルール読んでなくてもプレイを始められ、ルール読むのもみんなで読んでいきます。だから、完璧に理解せねばのプレッシャーもないし、間違えたらどうしよう上手く説明できなかったらどうしようもないし。「誰かがルール読まないとプレイされない(機会がない)」という問題をクリアしてる点ではすごいゲームだと思います。
特にお店に置いとくゲームとしては、説明の手間いらずで勝手に遊んでもらえるし良いかもですね。
ただ、どうせ最初のプレイはチュートリアルなんだから、もっと短く終わらせても良いと思うよ・・・!
ミード(蜂蜜酒)に合うおつまみ
友人宅にお呼ばれしてリトアニアミードいろいろ飲んできました٩( 'ω' )و
国産ミードはワイン寄りであっさりスッキリな感じですが、ポーランドはじめ海外モノはどっしり蜂蜜です。リトアニアのミードももちろんどっしり蜂蜜で、ハーブや木の実などの風味が効いてて美味しいです。
困るのがおつまみ。ミードは食後酒な飲み方するお酒かと思いますが、今回のようなミード6種をロングランで飲んべ会だとご飯からスナックまで色々とおつまみも欲しくなります。でもネットでミードに合うつまみを検索してもたいした情報がなくしょんぼり。近いところで、貴腐ワインなど甘ワインのつまみ情報が参考になります。
今回ミードと一緒にいろいろ試してみたので、感想を書いておこうと思います。
おつまみ達
※評価・感想は個人の主観です。
おつまみ名 | 評価 | 感想 |
---|---|---|
バジル鶏根菜の惣菜 | △ | バジルソースの料理はワイン風のややあっさり目のミードに合うと思います。 |
バジルソースのトマトサラダ | ◎ | 同じバジルソースでも、サラダは濃厚なミードにもOK! |
厚揚げ蒟蒻根菜のピリ辛惣菜 | △ | 砂糖や味醂をつかう甘めの煮物は、意外とミードに合うと思います。 |
卵焼き | △ | 出汁巻じゃなくて甘い卵焼きはミードに合いそう。 |
たべっ子どうぶつ | ◎ | たべっ子どうぶつの潜在能力に驚きました!ミードに合うよミードに。 |
トマト味あられ | × | この商品がすごくトマト味で…蜂蜜となんかぶつかる… |
うずらの味たま | △ | お出汁で甘めに仕上がってる味たまはミードに合いそう。 |
全粒粉クラッカー | △ | 癖のないクラッカーはさすがの定番。塩っぽいのでも合うと思います。 |
いちじくドライフルーツ | ◎ | こりゃ合いますね! |
燻製ナッツ蜂蜜ロースト | × | この商品がものすごく燻製の風味が…強く…。 |
カステラ | △ | あっ美味しい。カステラと蜂蜜が合わないはずがない。でもあとで紅茶ほしくなるわ。 |
バウムクーヘン | △ | カステラと同様。どちらかというとサラッとあっさり目のミードの方が合う気がします。 |
グリーンオリーブ | × | (´・ω・`) イマイチ |
今後もミードに合うつまみを探求する所存です。ミード美味しい!
令和の初プレイに零和な『マンカラ』
令和の初プレイに零和な『マンカラ』遊びました٩( 'ω' )و
この↑写真のあと負けたので不貞寝します。
『PAX』と『BIBLIOS』プレイ、ルールの冒頭にはセットアップ図が欲しい
『PAX』と『ビブリオス』遊びました。どちらも山札の引き方に特徴のあるゲームです。ついでに、ルール読む時は冒頭にセットアップ図欲しいなぁと思わせる点でも共通してました。
- PAX : セットアップ図がないので、ローマ軍のカード配置や役割が分かりにくいです。それで勝利条件が分かりにくい→ルール読むの難しい感じになってました。得点計算時の場札の例はあるし、カードの移動は矢印いっぱいで説明されてるのに、全体の配置図がないー。
- BIBLIOS : 図自体は分かりやすくて良いんですが、ルールの表4(裏表紙)に掲載されてたので、、、私ルール読みながら自分で絵を描いてて、最後に図あるの見つけてうへぁとなりました。
■セットアップ図ほしい
ルールを読む時、「xxタイル」とか「yyチップ」とか、読んでるうちに何がなんだったか分からなくなる…ので、そういう時に冒頭のコンポーネント一覧を見返します。そこにセットアップ図があるととてもとても嬉しいです。
セットアップ図の嬉しいところ。
- 全体の配置が確認できる
- 用語と場所を一緒に確認できる
多分、コンポーネントの配置にはプレイ動線が考慮されてると思います。だから全体図を確認できるとプレイをなぞりやすく理解がしやすいのかなと。それから、用語とイメージを一緒に確認できると想起しやすくなる気がします。
『PAX』もルール読めば、例えば下のようなカード配置をイメージできます。
- ルール内容 → 「ラウンド終了時、軍団カード下に置かれた影響力カードが移動し、ローマ軍の場札として置かれる」
- イメージ↓
でもイメージを先に教えてくれれば、もっと文章読むのが楽チンなんです。
最近だと、『狂気山脈』とか『パンデミック:クトゥルフの呼び声』がすごいなーと思いました。どっちもA4より大きいくらいのルールで、見開きでセットアップ図が載ってました。(セットアップ作業の説明と一体化してると、サマリとして読み返しづらくなるのでアレですが)、でもセットアップ図が詳しいのは大歓迎です。