ビジネス選書セミナー「会社は2年で辞めていい」へ参加

23日(木)に、ビジネス選書セミナー「会社は2年で辞めていい」へ行ってきました。今月セミナー参加が多いなあ。”(ほとんど卓上ゲーム)”ってタイトルが哀れなことに。


進行は・・・セミナーらしいセミナーでした。スクール型に配置された長机に着席。2時間の開催時間を、著者が90分話す→残30分質疑応答、で分割。(実際には、話が長引いて質疑応答の時間はちょっぴりでした。)

内容は・・・著者の山崎さんは、転職を12回繰り返した方だそうで。同名の著書を元に、その経験や考えた事、経験から学んだ知恵を話してくれました。メインは、転職に関するネガティブな通説に対して「そんな事ないよ」と言う事。特に、「若い人にブレーキをかけるような大人になりたくない」と言っていたのが印象的でした。

感想いろいろ

  • 著者の山崎さんは、”良いお父さん”って感じの人でした。おやじスキーの私にはたまらんです。
  • 配布資料に、山崎さんの転職の歴史が掲載されてました。社名、自己評価(○△×)、年収の↑↓・・・が、ズラっと並んでました。ほんとに12回だ、すげー。
  • 冒頭で、「本のタイトルは、はじめは『2年で辞めて *も* 良い』でした。1年半や3年で辞めても良いし、辞めなくても良いです。」と説明されてわろた。
  • 山崎さんの経験から言えば、ゼロから何か新しい事を学ぶ場合、それが向いてるか・身につくかの見切りをつけるのに「2年」が丁度良い。だそうです。
  • たやすく代替されるような人になってはいけない。専門性を身に着けろって事ですが、「知識」よりも「経験」を重視しているようでした。MBA取得が有効なのは、余程有名な学校か、30台前半までだよ、とか。
  • 28歳で職業を決め、35歳までに必要な経験を積む、ができれば有利。・・・まあ、有利なだけであって、年齢過ぎてるからもうダメってわけじゃない。自分は何ができるのかを考えて(職業を決める)、人に話せる経験を積み重ねてください。だそうです。
  • セミナー参加者の、申し込み時の自由記入欄に書かれた意見・・・「人間関係が原因で辞めるのは逃げているようで躊躇。」に対して、(「攻めの転職は○、逃げの転職は×」みたいな風潮と絡めて) 「転職は転職、攻めも逃げもない。」と言ってたのが、さっぱりしてて好感もてました。
  • 重要なのは、「ここは仕事が身につく会社か?」という点。学べる、経験が積める、そういう環境を求め続ければ人材価値は上がっていく。転職の回数そのものは、価値の上げ下げには関係ない。
  • 転職は(会社選びは)3回に1回は失敗すると思うくらいで良い。そして、失敗したらまた転職すれば良い。「転職するからには絶対に今より良い環境でないと」という気負いや恐れは、取っ払った方が良い。
  • 転職には快感がある。友達が増えるとか、自分で決めて自分で実行する気持ちよさ、とか。山崎さんて、転職5回目くらいまでは、それまで退職してきた全社の忘年会に参加してたそうです。面白い(笑)

気づきとか

まあ、転職に関するネガティブな意見を払拭して、背中を押すようなセミナーだったわけです。私も、01月のTOEIC試験が終わったらどっか転職サイトやエージェント利用してみようかという気になりました。(単純なので!)まあ、ホントに転職するか(できるか)どうかは分かんないですけど。


実は私、ぜんっぜん違う業界(外食→情報)へ転職しました。一貫性無いし次回の転職でどう言えばいいのと思ってましたが、実はやってることは一緒だって事に気づきました。技術系の勉強ほったらかして、社内報創刊させたり、うり坊会はじめたり、「よくあの気難しい人と・・・云々」て言われたり。つまり私はずーっと、人との出会いや、目の前の人にサービスをする事、他人から刺激をもらって何か行動する事・・・を楽しんでたんだなぁーと・・・。