2009-11-22 演劇『4の話』(FRAMEPLOTS@TinyAlice)を観に行きました ―ヨンというより、シのはなし



バネストの10周年イベントでお会いしたきとうさんから、チラシをもらってたのです。で、私は演劇方面って全然なので(大学時代に友人のサークルを観にいったくらい?)けっこう楽しみにしてたのでした!

内容(あらすじ)

あるバーの常連客4人が繰り広げる、死にまつわるドラマです。オムニバスの3本構成になってて、同じオープニングから別展開していきます。(→ (1)痴情のもつれで刺殺、(2)いじめで自殺、(3)キノコのせいで絞殺)。

アンケートに”あなたはどう死にたい?”って質問があったりして「もしや・・・!」な予感が。実際みてみると、別に血や内臓が出てくるわけでもなく、まあ平気でした。ただ、「登場人物が死へのプレッシャーを感じてる状態」を観つづけることになるので、さすがに終わったあとはちょっとぐったりしてたり(-ω-`)

感想 ―同じ舞台で時間・空間が移動するのすごい

私、ふだんは専ら「動かないもの」を見る事が多いです。美術展とかね。うーん、なんていうか、そういうのとはやっぱ違いますなあー。特に、照明・音響・役者の動きによって(あるいは動かないことによって)、舞台が次々に変化していくのが凄い!面白い!と思いました。最初から最後まで同じセットなんだけど、回想シーン(時間の移動)や、森の中・部屋の中といったシーン(空間の移動)への転換が分かるんです。これが舞台の演出なのかー!みたいな。

ああそう、動かない事も動きのひとつなんですよね。うん、無生物の鑑賞とは違いますねえ。しかもフィルムじゃないから、余計に目が放せない気持ちになります。

お話の中身を言うと、2話目が好きでした。4人の中の1人が、他のひとたちに3回くらい馬鹿にされて、最後にアレで、結局目の前で飛び降りしちゃうんです。すごく(;ω;`)な気持ちになるんですが、見てる私がそれだけ感情移入してるんだなーと思うと良い舞台だと思います。ちなみに、1話目は「あー内田春菊っぽいかも」で、3話目は「かゆぃ!」でした。


たまには、動くものもいいね!